精子提供を希望される全国の方から、遠方のため精液を郵送してもらえないか、というお問い合わせを頂きます。大変申し訳ありませんが、少なくとも現時点では、手渡しを基本とさせて頂いています。その理由をまとめました。

精子の郵送による妊娠率の低下

全ては妊娠する確率の低下に起因します。せっかく、お申込み頂いても妊娠できなければ、元も子もありません。

精液の変質

温度変化

精子は体温より少し低いぐらいの温度でもっとも活性が上がると言われています。睾丸が男性の体の外にあるのは、そのためです。

ただし、温度の上下動により精子の運動力が下がってしまいます。そのため、特に夏場・冬場は、建物の中と外の温度差が大きく精子の品質低下につながります。

温度が一定に保たれる冷蔵便もありますが、逆に温度が低すぎて、暖め直しても精子の活性が戻らない可能性が高いです。

空気との混合

精子は空気に弱いとよく言われますが、そんなに弱くありません。

精液の中にいる間は、精子は直接空気に触れることがないため、精液が乾燥しない限りは大丈夫です。

しかし、郵便物として運ばれる間に何度も揺らされ、容器の中で空気と何度も混合してしまうと精子がダメージを受けます。

真空容器などで精液が空気と触れないようにできればよいのかもしれません。

シリンジ法の誤った手順

郵送の場合、シリンジ法の説明が文字のみとなるため、コツや注意点を十分にお伝えできず妊娠率が下がると予想されます。

理想としては、直接お会いして、シリンジの適切な挿入深さなど、妊娠に影響のあるポイントをいくつか、レシピエントの体の状況を伺いながらアドバイスさせて頂きたいと考えています。

また、郵送ではご質問を直接受けられないため、誤った方法でお体を傷つけてしまわれないか不安が残ります。

まとめ

冒頭でも触れましたが、現状は郵送に踏み切れません。言い方を変えると、以上のような問題が解決できれば輸送も考えたいと思います。ただ、それがいつになるかわからないため、精子提供をご希望の方はまずご連絡頂ければ幸いです。

ジャパン・ベイビーによる精子提供の詳細はこちらから

この記事を読んだ方はコチラの記事もチェックしています。