精子バンク体験談|子供がほしいだけなのに病院ではまるで物扱い

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病院での不妊治療を経て、精子提供にお申込み頂いたアヤメさんの体験談です。


結婚してすぐに夫が、無精子症と診断を受けたため、TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)を受けてきました。結果は、残念ながら精子をみつけることができず、夫にはかける言葉が見つかりませんでした。

本来であれば、夫の子供を妊娠したいのですが、それは一生叶わないことは明白です。でも、自分たちで子育てをしたいという気持ちが強くあります。2人で話し合い、特別養子縁組の話もでましたが、両親の私が産んだ子なら可愛がれるという言葉を受け、決心することができました。二人でその日は泣きました。

そこで、AIDを検討しましたが、非配偶者間体外受精を実施ている施設が少なく待ち時間が長いこと、また妊娠率も低くメリットを感じることができませんでした。

夫の両親にAIF(Artificial Insemination by Family)、つまり、義理の父から精子を提供してもらえないかとい相談もしました。すると、そんな恥ずかしいことはできない、と有無を言わせず断られる始末。しかも、子供が産めない嫁はいらないと。子供が産めないのは、私の原因ではなく、夫に原因があるからだと何度説明しても理解は得られませんでした。

精子提供について迷いがなかったと言ったら嘘になります。しかし、30歳まであと1年しかなく、後悔をしたくなかったため、ジャパン・ベイビーにお願いしました。

カウンセリングの時に、どのくらいの人数の方に提供してるのか確認したのですが、子どもが成長したときにまささんの精子で生まれた子供同士が出会う確率が低くなるよう配慮されていることを知り少し安心しました。まささんのステキなお人柄に、他の皆さんも提供してほしいと思うのでしょうね。

こんな夫婦の問題に丁寧に対応していただき、ありがとうございました。周りからは可哀想だと哀れな目で見られ、病院では流れ作業でまるで物のように冷たくあしらわれます。私達夫婦は悪いことしてないのに、なんでこんなに肩身が狭いのだろうと2人でよく話していました。

精子提供をしてくださるという話は、私達に残された最後の希望です。二人目三人目もぜひお願いしたいと考えています。
この度はありがとうございました。


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