精子バンク体験談|AIDでやっと授かったのに二人目まで時間が空いてしまう

二人目をご希望されて精子提供を希望されたマミコさんの体験談です。


まささん、お祝いの言葉ありがとうございました。
たくさんの方に提供されているので、出産の報告をしても返信はないだろうなと思っていたのでとても嬉しかったです。

私たち夫婦は男性原因による不妊夫婦です。地方の病院でAID(非配偶者間人工授精)により、やっとのことで待望の長男を授かりました。

最初は第三者からの精子提供に抵抗を感じていた主人も、子供が生まれるころにはすっかりパパの顔をしていました。

しかし、息子が5歳になると私は焦り始めました。原因は、30代後半になる自分の年齢と、息子とその兄弟の年の差です。

AID(非配偶者間人工授精)は2年待ち

主人に相談すると「一人子供がいるんだからもういいんじゃない?」との反応。主人からすれば第三者の精子を受け入れることに、どこかで納得がいっていなかったのかもしれません。

一人っ子で育った私は、兄弟姉妹へのあこがれがあります。私たち夫婦が寿命を迎えたとき、血のつながった家族を残してあげたいとも考えました。

主人に再度相談し、もう一度病院でAIDを受けることに。診察を受けに行くと、衝撃的なことが判明しました。なんと、2年待ちだというのです。

前回は半年程度で、順番がきたので、数年で状況が変わったようです。

さらに焦った私は、インターネットでとにかく情報を集めました。日本国内でAIDを実施しているところは、限られているのですが、少しでも早く精子提供してくれる病院はないかと。

その際にこちらのジャパン・ベイビーさんを発見したのです。

民間の精子バンク?精子提供サイト?

主人に話すと「やめておけ」とのこと。どこの誰ともわからない第三者からの提供は不安だと。

それをいうなら病院でのAIDでも同じようなものです。低い成功率のために、何年も時間を費やし、お金や労力をつぎこみ、それでも結果はどうなるかわかりません。

私はもう二度とそんなストレスを経験したくないと思いました。

そこで主人を説き伏せ二人で上京し、ジャパン・ベイビーさんのカウンセリングを受けることに。東京になんて修学旅行以来の私たちはとても緊張していました。

お会いしたまささんは、拍子抜けするほどに落ち着いた雰囲気の方で、見ず知らずの私たちの話を静かに聞いてくださいました。

ご主人が抱えていた苦しさ

途中主人が、自分に精子がないため私に迷惑をかけていること、本当はプライドとの葛藤で今にでも暴れたくなることをまささんに告げました。

聞き終えたまささんが、主人に一言を声をかけると、主人は周りに人がいるのに声を出して泣きだしたのです。

それまで主人の気持ちを理解していたつもりでしたが、男性にしかわからない男性の内面があることをそのときはじめて知ることができました。

その日は二人とも無言のまま新幹線で帰宅。後日、私だけ上京し2回目で妊娠できました。苦しい日もありましたが、今は四人家族で楽しい時間を過ごしています。

後で主人に聞いたのですが、カウンセリングまでは精子提供などしている人物は頭がおかしいと考えていたそうです。一度会っておかしいとわかれば私も二人目をあきらめるだろうと思い、上京したとのこと。

ところが、カウンセリング中に今まで誰にも言えなかったことを聞いてもらえたことで精神的に楽になり、これまでのことを含め、前向きにとらえることができたとのことでした。

私たち家族にとって、まささんは単なる精子ドナーではなく、一歩間違えば崩壊していたかもしれない家族を再構成してくださった不思議な存在です。

どうかこれからも多くのご家族を幸せにしてください。私たち夫婦にお手伝いできることがあれば、可能な範囲で協力もさせていただきます。

長女の1歳の誕生日を記念してお礼まで。


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