知らないと後悔する!!精子提供を行う病院と民間の精子バンクの違い

男性不妊やFTMの方で、第三者からの精子提供を検討されている場合は、”AID”や”精子バンク”という単語を聞いたことありますよね。でも、それらが何で、どうやったら子供を授かることができるのかわかりますか?

日本国内には、精子提供を実施している機関が複数存在します。大きくは、指定を受けた病院と、ボランティアとして活動している民間の団体です。

第三者から精子提供を受ける場合、これらの違いを知ったうえで利用しないと、のちのち後悔してしまうかもしれません。ぜひ、この記事で理解を深めてください。

精子提供機関の見逃せない違い

精子バンクの比較

AIDとは、Artificial Insemination by Donorの略で、非配偶者間人工授精という意味です。日本では、精子を必要とするご夫婦に第三者から精子を提供し、妻の卵子を用いて、妊娠・出産を目指すことを指します。

一方、精子バンクとは、妊娠可能な精子を有する男性と、精子を必要としているご夫婦や女性をつなぐ役目を果たす機関のことを指します。

日本国内では、

  • AID実施機関とは産婦人科学会が指定する病院
  • 精子バンクとは民間の個人や団体が実施する活動

を意味することが多いです。

そして、このAID実施機関と民間の精子バンクには、見逃せない違いがあります。

[wp-svg-icons icon=”user-3″ wrap=”i”] 精子ドナーの選択

精子ドナーの選択

AID実施病院

血液型のみ、選択が可能です。

それ以外は、身長も、髪質も、人相も選択することはできません

もちろん、事前に会うこともできませんし、出産後に会うことも不可。

ただし、精子ドナーになるための条件が厳しいため、人物としてはある程度保証されます。

精子ドナーの条件

以下の条件をクリアした医学生が精子ドナーとなります。

  • 肉体的・精神的に健康な男性
  • 医学部の学生
  • WHOの基準を満たす精子の保有者
  • 性感染症がない男性
  • がん遺伝子に異常がない男性

民間の精子バンク

一方で、民間の精子バンクでは、血液型をはじめ、身長や体重を公開している精子ドナーがほとんどですので、事前に選択することが可能です。

ジャパン・ベイビーで調査した結果はこちらでご覧ください。
民間の精子バンク・リスト

また、直接会うこともできますので、体格だけでなく二重かどうかなど細かい部分についても確認できます。

ただし、精子ドナーに面会する場合は、カフェなどの公共の安全な場所で会いましょう。あなたを守れるのはあなただけです。

精子ドナーの条件

特にありません。

[wp-svg-icons icon=”droplet” wrap=”i”] 精子提供を受けられる人

精子提供を受けられる人

AID実施病院

検査結果により、夫本人の精子では妊娠できないと判断された夫婦にのみに提供されます。性

性転換されたFTMの方を含むご夫婦への提供はまだ多くはないようです。病院により対応が異なりますので、事前にご確認ください。

民間の精子バンク

夫婦だけでなく、婚姻関係にないカップル、女性同士のカップル、独身女性にも提供が可能です。性転換された方を含むご夫婦、カップルにも提供できます。

[wp-svg-icons icon=”coin” wrap=”i”] 精子提供にかかる費用

精子提供にかかる費用

AID実施病院

病院にもよりますが、1回当たり5万~10万円。この他に検査代や薬代がかかります。

また、ご自宅の近くに病院がなければ、通院のための交通費・宿泊も必要です。

民間の精子バンク

精子提供者にもよりますが、無償から有償まで様々です。

例えば、ジャパン・ベイビーは有償のボランティアとして活動しています。その理由をこちらの下の方に記していますので、ご確認ください。
精子バンクによる精子提供とは

[wp-svg-icons icon=”office” wrap=”i”] 精子提供を受けられる場所

精子提供を受ける場所

AID実施機関

非配偶者間人工授精を実施している病院などの医療機関のみとなります。お住まいの地域になければ、検査から提供までに何度も飛行や新幹線を利用する必要があります。

こちらの記事もおすすめです。
非配偶者間人工授精(AID)の理想と現実

民間の精子バンク

大都市だけでなく、地方にも精子提供者がいるため、ほぼ全国で精子提供を受けることができます。

また、病院などの医療機関ではなく、ホテルや自宅などでもシリンジ法・タイミング法にて精子提供を受けることが可能です。

[wp-svg-icons icon=”calendar-2″ wrap=”i”] 精子提供を受けられる時期

精子提供の時期

AID実施病院

希望者が多ければ、その分、排卵日との調整が難しくなり、自分以外の希望者の日程から影響を受けます。

また、お住まいの地域に非配偶者間人工授精を実施いている医療機関があるとは限らないため、さらに提供時期の制限を受けます。

現在では、2年待ちの病院も少なくありません。

民間の精子バンク

ご希望の精子提供者と日程があえば、比較的柔軟に調整が可能です。

ジャパン・ベイビーでは、できるだけ早くご希望の日程を確定できよう、同じ候補日を複数の方に提案させていただき、ご返信があった順に決定しています。

[wp-svg-icons icon=”users” wrap=”i”] 同じ精子ドナーからの兄弟姉妹の誕生

同じ精子ドナー

AID実施病院

よほど運がよくなければ、同じ精子ドナーから精子提供をうけることはできません。

精子ドナーを選択することがそもそもできないため、現実的には不可能です。

双子でもない限り、複数子をご希望の場合は、異なる精子ドナーから生まれた兄弟姉妹ということになります。

民間の精子バンク

精子ドナーが活動を続ける限り、同じドナーからの精子提供が可能となります。

ジャパン・ベイビーでも、数年前にご利用頂いた方から、再度お申込みを頂くことは珍しくありません。

やはり、兄弟で似た雰囲気をもってほしいというご要望のケースが多いです。

まとめ
 AID実施病院民間の精子バンク
精子ドナーの選択×
精子提供を受けられる人夫婦夫婦・カップル・独身女性
精子提供にかかる必要5万~10万円+検査や交通費無料・有料(2万円)
精子提供を受ける場所指定病院がある地域全国
精子提供を受ける時期今予約して2年~3年後ドナーと日程があえばいつでも
同じ精子ドナーの選択×

精子提供を実施している公的な機関は年々減少しています。公的な機関での精子提供をご希望の場合は、急いで申し込みましょう。その反面、SNSをはじめとするインターネットを通じた個人やボランティアによる精子提供は増加の一途をたどっています。法整備が急務ですが、国内ではまだまだ先の話になりそうです。利用にあたっては、慎重な判断をこころがける必要があることを忘れないでください。


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