日本が精子バンクの最先端だったことを知っていますか?

精子提供に関する多くの文献を読んでいて、興味深い情報にいきつきました。共有させていただきます。

日本は精子バンク先進国だった

”精子バンク”という機関を見たことはありますか?欧米では、不妊治療または家族を迎える方法の一つとして利用されるほど、現在では一般的な企業体となっています。アメリカではすでに100万以上の人が精子バンクから誕生しています。

アメリカの家族事情

欧米諸国では、必ずしも血縁にはこだわりません。

例えば、ハリウッドスターなどを見ても、養子を育てている方は少なくありません。もちろん、社会貢献的な意味合いも大きいとは思いますが、血縁関係よりも、人間同士の関係を優先していることが伺えます。

1980年、アメリカではノーベル賞受賞者の精子だけで構成された精子バンクが誕生しました。ここに見え隠れするのは、血縁よりも、親が望む特徴を精子の段階で選択したいという、いわゆるデザインベイビーの発想です。

現在では、髪の色、目の色、肌の色、身長、年収、学歴、などの条件を入力すると、冷凍された精子が自宅に届くサービスが始まっています。

ここまでくると、まるで工場でオーダーメードされる製品のような雰囲気さえあります。日本としては、そうならなくてよかったのかもしれません。

日本の生殖医療

あまり知られていませんが、1964年に日本で、世界ではじめての精子バンクが作られました。

精子バンクによる不妊症治療の最先端を走っていた日本ですが、その後の議論により倫理上の観点や、日本人のもつ家族観から、精子バンクが欧米ほど広がることはありませんでした。

日本では、血のつながった子供をもつことが当たり前で、血縁を大切にする文化です。これは、アジア圏の傾向でもあるようです。

ただ、第3者からの精子提供が盛んではない現実は、なんらかの理由でご自身の精子を利用できないものの、子供を望まれる方にとっては理想とはいえません。

また、国内の生殖医療レベルにも影響があるのではいかと考えています。

実際、日本での体外受精の実施件数は世界一多いにも関わらず、成功率は最低レベルです。AID向けの精子が不足している現状などからすると、今後さらに低下するかもしれません。

そういった現状を少しでも変えることができればと考えています。

まとめ

精子バンクに限りませんが、日本はいつの時代もいいところをついてるんですよね。しかし、その後のビジネス化などでうまくいかずに、技術そのものがなくなってしまうということが起きています。微力ではありますが、お力になれるよう活動をつつけます。


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