精子ドナーを決める前に知っておきたい赤ちゃんの血液型が決まる仕組み

精子ドナーの血液型から、あたが出産する赤ちゃんの血液型がすぐわかりますか?
精子提供をしていると、多くの女性が精子ドナーの血液型を気にされていることがわかります。結婚されている、または異性のパートナーがいる方はその傾向が強いです。しかしその反面、男性と女性の血液型がどのような組み合わせの時に、どの血液型の赤ちゃんが生まれてくるのか理解されている方は意外に少ないです。

今回は、確認の意味を込めて、血液型が決まる過程についてのお話です。

精子ドナーがA型なら何型の赤ちゃんが生まれるのか?

ジャパン・ベイビーの精子ドナーはA型ため、精子ドナー欄のA型を見ていただくと、ジャパン・ベイビーの精子提供で生まれる赤ちゃんの血液型がわかります。

数字は、その血液型が誕生する割を単純計算で算出したものです。

あなた 精子ドナー 赤ちゃん
 O A B  AB
O型 A  O 40% A 60% × ×
B  O × B ×
AB  × A B ×
O O × × ×
A型 A  O 16% A 84% × ×
B  O A B AB
AB  × A B AB
O  O A × ×
B型 A  O 17% A 26% B 23% AB 34%
B  O × B ×
AB  × A B AB
O  O × B ×
AB型 A  × A 50% B 20% AB 30%
B  × A B AB
AB  × A B AB
O  × A B ×

ごくごく稀ですが、上記のパターンとは異なる血液型になることがあります。その上、A型とB型をさらに分類すると、「AA型またはAO型」「BB型またはBO型」になります。「AA型とBB型からはAB型のみ」「AA型とO型からはA型(AO型)のみ」など、AA型かAO型か、BB型かBO型かで赤ちゃんの血液型が変わります。

赤ちゃんの血液型はいつ決まるのか?

赤ちゃんの血液型が確定するのは、4歳以降と言われています。これは、体内の抗体がまだ出来上がっていないためです。

誕生直後には、様々な検査が実施され、その中には採血もあるため、出産後すぐに血液型がわかると思っている方が多いです。しかし、上記の通り、数年たたないと確定的ではないため、最近では無理に赤ちゃんの血液型を検査しない病院も増えているようです。

まとめ

欧米にくらべ日本では、血筋に対する思いが強いといわれています。血液型占いに根強い人気があるのも、その影響かもしれません。精子ドナーを選択する際に、誕生する可能性の血液型を間違えないよう、確認しましょう。