今日ご紹介するアミさん29歳は、歳の差婚をされました。その後、旦那さんが無精子症とわかったそうです。
歳の差を乗り越え結婚したものの無精子症
私が26歳、主人が40歳の時に結婚しました。両親や親戚には、年齢差のことで大反対されましたが、少し強引だったものの入籍できてうれしかったです。
主人は年齢がいっていることもあり、世間では高給とりです。そのおかげで何不自由なく生活できています。
結婚後は、早く子供を授かりたかったため、毎週末のように避妊せず行為を繰り返していました。ところが半年たっても妊娠せず。
なんかおかしい?と思いつつ、まずは私の検査のために病院へ。結果は、少し卵巣が腫れているものの妊娠そのものには問題ないという判定。
次に、嫌がる主人になんとか病院で検査を受けてもらったところビンゴ。まさかの無精子症でした。そのときはもっと早く病院に行っておけばと後悔が強かったです。半年を無駄にしてしまったような気がして。
急いで不妊治療の準備を始めました。
一気に妊活のステージアップ
それからは、よくある不妊治療の開始です。主人は閉塞性無精子症だったため、手術で精子を取り出し、体外受精、顕微授精とステップアップ。
後からじわじわ効いてきたのが、なんといっても不妊治療費が数百万かかったことです。主人が高給であることをいいことに、とにかく可能性があることには手を出し、お金をかけました。
それでも妊娠できず、病院の先生から育っていないと宣告されるたびに、心と体が疲弊していきました。気持ちが俯くとどんどんマイナスなことを考えてしまい、自分はまだ若いのだから離婚して、他の男性とやり直したほうが幸せになれるのではないかとも考えました。
今思えば、身勝手極まりない発想ですが、いつのまにかかなり追い込まれていたようです。実家を押し切って結婚したこともあり、実家には不妊治療のことを言えず、孫が見たいコールは本当に辛かったです。
それに加え、SNSには子供が生まれた友人たちの写真であふれ、一時期スマホを触ることすら嫌になりました。
血のつながりはなくても君の赤ちゃんなら
あるとき今後の不妊治療について、一度整理しようということになり主人と話すことになりました。主人が原因で妊娠できないことを謝られ、その姿を見てやっぱりこの人といたいと強く感じたことを覚えています。
その場では、非配偶者間人工授精(AID)、海外の精子バンク、養子縁組などの選択肢が挙がりました。いずれにしても、主人の血をひかない子供を受け入れることになります。仕方がないといえばそうなのですが、主人の気持ちを思うとはりさけそうでした。
しかし、主人は気持ちが固まっているようで、とても落ち着いて見えました。
私が自分の気持ちを言おうとしたとき「血のつながりはなくても君の赤ちゃんならこの腕で抱きしめたい。」と言われ大泣きしました。
第三者からの精子提供
それから、自分たちが納得のいく条件で赤ちゃんを迎え入れようということになりました。私たちは、それぞれ日本人男女の平均身長を上回っています。しかも二人とも二重。この二つに加え、血液型は合わせたいということになりました。
3つの条件を自分たちの力で確認するためには、第三者からの精子提供以外に選択肢はありません。
月並みですがネットで検索したところ、条件に合う方はごくわずか。実際にお会いして、精子提供に取り組まれている理念にも共感できたのでジャパン・ベイビーに決めました。マサさんは、主人になんとなく似ていてラッキーでした。
先日の検診で、順調にお腹の中で育っているとわかり連絡させて頂きました。私の体験が、他の方のお役に立てればうれしいです。みなさまにも良い結果が訪れますように。
以上がアミさんの体験談です。なお、ジャパン・ベイビーでは妊娠のご報告はお願いしていませんので、ご安心ください。
ご不明な点は、遠慮なくご質問ください。