精子提供体験談|遺伝的疾患の子供への継承をさけたい

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遺伝性のある病気をお持ちの旦那様と結婚されているアツコさんの精子提供体験談です。

病気を子供に受け継がせたくない

こんなことを考えること自体、自分でも最低だと思うのですがどうしても納得できず、ジャパン・ベイビーさんに精子提供をお願いすることにしました。

今は無事に出産し、第三者からの精子提供にしてほんとうに良かったと実感しています。

主人のことはとても大好きです。正確に言えば、大好きでした。嫌いになったわけではありません。大学生のころから付き合い結婚したのですが、主人はある病気を持っています。

付き合っているころから、うすうす普通の人とは違うかなと感じていましたが、お互いのことに関しては特に問題なくすごしてきました。そのため、これからもずっといっしょにいるのだろうと漠然と思っていました。

不妊の原因は・・・

結婚してから、なかなか赤ちゃんができず、いろんな検査を夫婦で受けました。しかし、問題ないという診断ばかり。そこで、主人の病気が気になったんです。もちろん、その病気と不妊の関係はわかりません。

一方で、病気がなにかの形で子供に遺伝したらどうしようと思うようになってしまったのです。

その病が遺伝するという事実はまだないことを理解しています。しかし、遺伝しないという研究結果もなく、書物によってはいくつかの条件が重なることで、遺伝する可能性は否定できないということも書かれていました。

子供に辛い思いをさせてくない

主人と一緒に生活し過ごす時間が増えれば増えるほど、その病をかかえる人の大変さがわかります。空気を読んだり、相手の立場になって考えることが苦手なため、いらぬ誤解を受けることがよくあります。その結果、本人もよく傷ついています。

このような困難を自分の子供が受け継ぐ可能性があるのかと思うと、主人の精子でよいのか悩むようになりました。

誰にも相談できず、正直いって、最初は誰かに話し相手になってほしくて、ジャパン・ベイビーさんに連絡しました。強引に精子提供を勧められたりしないだろうかなど、心配はありました。しかし、お話を聞いていただいた後、精子提供をすすめるどころか、病についていっしょに調べて頂き大変ありがたかったです。

最終的には、私の意思を尊重して頂き何度か提供して頂きました。まささんとのお話は楽しくて、毎回時間が経つのを忘れてしまいます。

大変勝手ですが、二人目もぜひお願いしたいです。どうかよろしくお願いいたします。

相談相手すらみつからない状況は、とても苦しいと思います。誰かに話しだけでも聞いてほしいという場合も、遠慮なくご連絡ください。お待ちしています。