無精子症の旦那に似た子供がほしいけど、義父さんは高齢で無理だから、苦手な義弟に頼むしかないのか・・・
こんなストレスを抱えていませんか?旦那様に近い遺伝子を受け継ぐために、は近親者から精子提供を受ける必要があります。
しかし、もしその近親者が嫌いな義弟だったら?
トラブルにはしたくないし、嫌な気分にもなりたくないですよね。
そこで、今回は、苦手な義理の弟さんから精子提供を受けて、旦那様に似たかわいいお子さんと安心して暮らすためのポイントをお知らせします。
精子提供を依頼する上での注意点
まず、いくら苦手な義弟とは言え、丁寧な説明とお願いをすることが大前提です。
不妊治療の経緯をどこまで話すかは、個別のケーズによりますが、旦那様の精子での妊娠が難しいことを伝えるのは最低限必要になります。
このとき、間違っても、上から目線、高圧的な態度はだめです。話が簡単にこじれます。
精子提供をしてもいいと義弟さんが承諾してくれたとして、どのようなポイントを押さえるべきか説明していきます。
- 義理両親を含めた文書化
- 生活圏の遠距離化
- 早期の子供への説明
義理両親を含めた文書化
まず、遺産相続と養育費、精子提供の事実に関する取り決めを公正証書として残しましょう。
目的は、義弟さんの不安を解消することと、後々のトラブル回避です。
義理の両親にも加わってもらうことで、義弟さんの予期せぬ行動を抑止しましょう。
遺産相続
将来、義弟さんが結婚されそのお子さんが生まれる可能性は十分ありえます。義弟さんが、自分の子供に不要な争いの種をまきたくないと考えるのは自然です。
そこで、遺産相続は主張しない・放棄することを明記してください。
また、逆に、義弟さんが多額の借金を持っていた場合、遺伝上の子であるあなたのお子さんに影響がないようにするためにも有効です。
養育費
養育費を請求しない旨を明記してください。
遺伝的には義弟さんの子供であっても、法律上は、あなたと旦那様のお子さんになります。そのため、そもそも養育費を義弟さんに要求しないのは、当たり前のことです。
ただ、義弟さんを安心させることが目的ですので、必須です。
精子提供の事実
あなたと旦那様が、義弟さんから精子提供を受けたことを他の人に言わないことを明記してください。
また、反対に、義弟さんがその事実を口外しないことも盛り込んでください。
生まれてくるお子さんへの影響を考慮するとこの点は欠かせません。
生活圏の遠距離化
礼儀は尽くしたうえで、嫌いな義弟さんとは距離を取りましょう。
嫌いな義弟さんから精子提供を受けるわけですので、あなたのストレスは大きくなります。
また、義弟さんとの関係が悪ければ、公正証書があるにもかかわらず「精子提供のことをいってしまおうかな」などと悪ふざけしてくることも考えられます。
よほどのことがない限り、連絡も会う必要もありません。
心理的・物理的に離れることで、相互の負担は大きく減ります。
早期の子供への説明
公正証書を作ったとはいえ、お子さんに精子提供の事実が不意に伝わってしまうかもしれません。
そこで、もの心がついた段階で、お子さんからすれば叔父さんから遺伝を受けていることを説明しておくことをおすすめします。
第三者から精子提供の事実を知らされることで、両親から裏切られたと感じるお子さんが少なくありません。
また、仮に義弟さんが悪意をもってお子さんに事実を告げても、最小限のダメージで済みます。
まとめ
親族からの精子提供は、遺伝的に近いお子さんを授かれる一方で、こじれやすいという側面があります。
まして、嫌いな義理の弟さんとなるとなおさらです。ポイントをおさえた準備をすることで、平穏な生活を確保できますので、参考にして頂ければ幸いです。