旅行に行く前、レストランに行く前、必ず値段を確認しますよね?では、出産にかかる費用の相場ってわかりますか?予想以上に、出産費用は妊娠してから考えればいいと考えている方が多いです。妊娠してからでは、費用の工面や準備が大変ですので、どれぐらい必要なのか確認しましょう。
精子提供で出産する前に知っておきたい費用
検診費
精子バンクの利用有無にかかわらず、妊娠がわかったら出産まで定期的に病院での検診が必要となります。
母子ともに健康であるか、赤ちゃんの向きは正常かなど、安全な出産に向けて状況を把握する必要があります。
検査項目にもよりますが、検診には5000円ほどかかります。けっこうしますよね。月に1回検診を受けるとして、妊娠が10か月なので、少なくとも5万円はかかると考えて間違えありません。
というのも、月1回では少ないのと、おなかが張ったり心配な時に病院に行くことも想定すると、もっと回数が増えるためです。
打開策
検診だけで5万円かぁと暗くなったあなた、ご安心ください。各都道府県には、妊婦さんを支援する助成制度があります。
ただし、条件や金額が都道府県・市町村によって大きく異なるため、お住まいの地域でどれだけ助成が受けられるかこの機会にぜひ確認してみてください。
ベビー用品・マタニティウェアの購入費
スタイやビブといったベビー用品は想像しやすいかと思います。意外とかかるのが、マタニティウェアです。
今まで着てきた服の中には、伸縮性のものあるので、引き続き着ることができるものもあるかもしれません。しかし、妊娠中期以降はおなかもだいぶ大きくなるので、無理に通常の服を着ることは母子の健康にとって好ましいとはいえません。
最近は、おしゃれなマタニティウェアも増えてきたので、おなかが大きくなる前に数着買っておくと良いです。ブランドものでなければ、1着数千円。10着で数万円といったところです。
打開策
とはいえ、やはり数万円は痛いですよね。外から見える服もですが、下着も買い替える必要がでてきます。
そこで、外から見える服は、ジモティなどのリサイクル掲示板でお安くゲットしましょう。たった数か月のマタニティ期間のために、数万円も使いたくないという方にはおすすめです。
数か月しかないマタニティ期間だからこそ、おしゃれな服がほしいという場合を除いて、かなり使えます。無料はなかなかないにしても、近くの方から数百円で購入できます。
あとは、GUなどのファストファッション系チェーン店で大きめサイズを購入するという選択肢もあります。ただ、妊婦用ではないので若干動きにくいかもしれません。
出産入院費
最大の出費がこれです。全国的に見て、50万円が相場です。5万ではないです。50万円です。
病院のプランによって大きく変わるので、高いと思ったら病院を変える、オプションを削るなど調整が必要です。ですので、妊娠・出産したいと思ったらすぐ病院を検討することをお勧めします。
打開策
わが子を抱きしめたいだけなのに、高額をですよね。でも心配はいりません。健康保険に加入し、保険料を納めていれば42万の補助金がでます!
ただ、それでも数万~10万円は自己負担する必要があります。そこで、出産費用が安い地域に引っ越しすることも選択肢になります。出産のために引っ越ししてしまうと、お金がさらにかかりますが、今後引っ越し予定がある、または、子育て期間にかかる費用を考慮して引っ越ししたいという場合は、ぜひ検討してみてください。補助金だけで賄えるというケースもたくさんあります。
まとめ
少子化対策ってなんなんでしょうね。産みにくい、育てにくい原因のひとつは金銭的な問題ですが、補助があるとはいえ決して安くはありません。ぜひ賢く節約して、出産費用を下げてお子様の成長にお金を使ってください。