精子提供体験談|選択的シングルマザーを決意し精子バンクを利用

今回ご紹介するのは、37歳会社員のマリさんの精子提供に関する経験談です。マリさんはすでに4歳になるお子さんがいらっしゃいますが、2年前に離婚。一人っ子は避けたいと考えたものの、結婚にはもう興味が持てず、ジャパン・ベイビーに精子提供を申し込まれました。

離婚から選択的シングルマザーへ

1人目を里帰り出産している際に、元夫が同僚の女性と不倫。その後、再構築を続けたものの、お互いが耐え切れず離婚しました。

離婚そのものに後悔はなかったのですが、子供が大きくなるにつれて、一人っ子のままでいいのか悩みました。私自身が姉妹だったこともあり、せめてもう一人兄弟姉妹がほしいと考えたのです。

分かれた元夫に協力してもらえば、よく似た兄弟になるとも思ったのですが、頭ではわかっても生理的に元夫を受け入れられず、その選択は断念。

結局、精子提供で、選択的シングルマザーとなることを決意しました。

精子バンクをさがす難しさ

精子ドナーの決定までにはおよそ1年かかっています。

結婚もしていないため、特定の病院でのAID(非配偶者間精子提供)は受けられず、民間の提供者を探すことにしました。

年齢的にも早く妊娠・出産と進みたかったのですが、なかなか納得のいく方に巡り合えませんでした。仕事と子育ての合間にネットで検索、面談を繰り返す毎日でした。

何の前触れもなく、精子も提供されていないのに金銭を要求されたり、タイミング法だけをしつこく勧められたり嫌な思いもたくさんしました

最初は丁寧な口調でも、最後はとにかく性交渉がしたいという精子バンクのドナーも多ったです。

面談をこなすうちに、精子ドナーにもいろんな考えを持っている方がいて、自分の考えに合う方を見つけたいと思うようになりました。

精子ドナーとの相性

私が精子バンクを選択する上で基準となったのは2つです。

1つ目は、むやみやたらに精子提供をしていないこと。

精子を提供する上で、どんな女性やカップルに提供する、あるいはしないという基準がはっきりしていることが私には重要でした。

なぜなら、同じ精子から多くの赤ちゃんが生まれていると、将来どこかで出会い、近親者での結婚が起きてしまいかねないからです。

2つ目は、二重であること。

上の子が二重のため、せめてその点だけでも似てほしいと思い、二重の精子ドナーを絶対条件としました。

上手く妊娠・出産に至るかという生体的な精子ドナーとの相性は、実際に精子を提供してもらわないとわかりません。

ただ、それ以外の部分は、後悔がないよう相性を確かめた上で、選びたいと思っていました。

悩んだ結果、条件を満たしているジャパン・ベイビーさんにお願いすることとしました。

妊娠・出産後

出産には、上の子と母と妹が付き添ってくれました。

住まいは少し田舎で運よく正社員になれたものの、経済的に不安がないわけではありません。

それよりも二人の子供たちと過ごす時間の楽しさが大きくて、これからがもっと楽しみです。

少しいびつな形の家族ですが、仲良く暮らせればと思います。

精子バンクを決めるまで、妊娠がわかるまで、そして出産を迎えるまで、ずっと緊張の連続でした。それでも、納得のいく精子ドナーをみつけることができてよかったです


以上がマリさんの体験談です。

結婚相手を決めるのと同じぐらい、精子提供のドナーを決めることは難しいと思います。納得のいくドナーに出会えるまで、検討を続けられたマリさんの努力は計り知れないです。ご不明な点は、遠慮なくご質問ください。