国際同性カップルが日本での妊活と子育てを希望する理由とは?

まさです。

先日、国際同性カップルから精子提供前のカウンセリング依頼がありました。

ステイシーさんとミランさん、お二人とも日本のご出身ではありません。

しかし・・・日本語が日本人よりお上手。

私よりも、丁寧な日本語。(◎_◎;)

そんなお二人が、なぜジャパン・ベイビーで精子提供を受けて、日本で子育てしようと考えられたのか?

カウンセリングの様子をお伝えします。


気が付いたときには好きだった

今日はよろしくお願いします。
ス・ミ:こちらこそよろしくお願いします。お時間お取りいただきありがとうございます。

めちゃくちゃ日本語がお上手ですね?!

ミ:いえいえ、それほどでも。(笑)
ス:私は子供のころから日本に住んでいるので、自然と日本を覚えました。
ミ:私は10年以上、日本に住んでいるので日本語が話せるようになりました。

いつごろ同性が恋愛対象だと気づいたんですか?

ス:気が付いたら、異性の男の子よりも、同性の女の子のほうが好きでしたね。
ミ:私はステイシーと出会ってから、よく考えたら同性のほうがいいなという感じでお付き合いを始めました。
ス:ミランは女性と付き合うのは私が初めてなんですよ。

出会いは職場

どうやって知り合われたんですか?

ミ:以前、同じ職場で働いていて知り合いました。
ス:一同僚として、最初はとくに意識しませんでしたけど。付き合い始めてからはいっしょに住むぐらい仲が良いです。

細かい質問で申し訳ないのですが、お二人は普段何語で意思疎通されてるんですか?

ミ:日本語です!!
ス:ミランは英語より日本語のほうが断然上手なので、日本語ですね。知り合ったときからずっと。
ミ:日本語の方が正直言って楽です。

安心して精子提供を受けられるドナーがいない

今回ご連絡を頂いたのは、何かきっかけがあったんですか?

ミ:年齢的にそろそろ子どもを持ちたいと思う反面、男性とお付き合いして結婚する気もないので、何とか子供を授かる方法を探していました。
ス:知り合いに頼むわけにもいかないし、友達も検討したのですが、私たちの関係を説明してそこから話を進めること自体が簡単ではないですね。

ミ:精子バンクもないので、困りました。
ス:それでいろいろ検索したところ、精子提供をしているサイトいくつか見つけたんです。

精子提供を依頼しても無反応

じゃ、すでに他のドナーともやりとりされてるんですね?

ス:いえ、実は、メールを送ってみたのですがどこからも返ってこなくて・・・
ミ:もちろん、日本語でメールしましたよ。(笑)
ス:返信もないので、信頼できなくて、結局ジャパン・ベイビーに連絡しました。返信があったときは本当に嬉しかったです。
ミ:今日お会いできて、まささんがレズビアンカップルにも理解があって、その上、外国人にも平等に接していただける方だということがわかって安心しました。

子供を育てるなら日本

お子さんができたらどこで育てますか?

ミ:日本で育てたいと思ってます。
ス:母国にも良いところはたくさんありますが、安心して子供を育てるという意味では日本が理想的です。

安全な環境

例えば、どんな面ですか?
ス:わかりやすいのは、綺麗な街や、整った医療制度とその設備です。
ミ:犯罪があるとはいえ、海外に比べれば圧倒的に安全で、女性や子供が夜出歩けるような大都市は日本ぐらいですね。

お二人の国とは違いますか?

ス:ダメとまではいわないけど、違いますね。同じように自然災害が起きても、日本なら救助もあるし、復旧も早いです。子供を守る機能が国の中にあります。また、私はほとんど日本で生活しているので、もう自分の国のことに疎くなっているというのもあって。(笑)
ミ:私も・・・(笑)

進歩的な日本の雰囲気

ご家族にはお互いをもう紹介されたんですか?
ス:はい、友達としてですけど。
ミ:保守的だと言われる日本よりもさらに保守的な私の国では、同性カップルとして付き合っているとは言えません。でも、母にステイシーを紹介したところすごく気に入ってくれました。

ス:日本ならどんな服装をしていても、裏では何か言われてるかもしれないけど、基本的に自由だし、レズビアンカップルへの理解も進んでいるように感じます。
ミ:それと、日本の方から見れば、私たちは外国人なので、よく言えば放っておいてくれるし、その点では偏見が薄いと思います。

なるほど、だから日本での子育てを希望されるですね。
日本人のドナーから精子提供を受けることは気になりませんか?

ミ:特にないですね。
ス:確かに日本には私たちと同じ国の出身の男性もいますが、そこにこだわる理由が私たちにはありません。

最後にご質問などあればお応えします。

ミ:どんな性格ですか?

説明が難しいですね。
大学生の時、いわゆる”ネットワークビジネス”が流行っていたのですが、誰も私には勧誘に来ませんでした。
そのこと自体卒業してから知ったのですが、私は説得できないと誰からも思われていたようです。
わかりにくいですね、すいません。

ミ:なるほどですね!!
ス:今のでわかったの?(笑)

ミ:まささんをもっと知るためにいっしょに食事とか行くことはできますか?

もちろん大丈夫ですよ。お二人の出身国の料理を食べにいきましょう!!


まとめ

ということで、カウンセリングさせて頂きました。

とても明るいお二人で、こちらが癒されました。

最近、日本にお住まいの外国の方からお問合せを頂くことが多いです。

可能な限り、お子さんを望む女性の方をサポートできればと思います。