精子バンクでのタイミング法による精子提供前に理解しておきたい性感染症検査のコツ

性感染症検査

タイミング法での精子提供を希望される方が年々増えています。主な理由は、ドナーの精子を確実に得られる点と、病院に精子を持ち込んだ際の取違いを100%回避するためです。ジャパン・ベイビーでは、タイミング法をご希望の方に必ず性感染症検査をお受けいただいています。

意外とこの検査がくせもので、慣れていないと検査費用が無駄になりかねません。ポイントをお知らせします。

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精子提供をタイミング法なら性感染症検査

上記の検査項目7つに対して、検体は3種類必要です。たった3種類と侮るなかれ。健康診断とはわけが違って、高確率で失敗・間違いを犯します。

採血

採血といっても自分でやる必要があります。

理由は不明ですが、ランセット(指に刺す針)が必要な採血検体と同じ本数しか入っていません。何が問題かというと、指を温めようが、心臓よりも手を低くしようが、血が十分にでてこないのです。

失敗する確率が異様に高いにもかかわらず、ランセットがぎりぎりしかないため、緊張します。説明書にある通り、やったとしても少量しか採血できないことがとても多いです。

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※ランセットは性感染症検査キットに含まれていますので購入する必要はありません。

そこで、おすすめは、採血する指をうっ血させることです。

  1. 輪ゴムや紐で採血する指の付け根をしばる
  2. 指全体が赤くなったらランセットで傷をつける
  3. 指の上に大きな血だまりを作り採血ろ紙に吸わせる

何もしないよりはたくさん採血できます。

人差し指のほうが作業はしやすいのですが、たくさんの血を効率よく指の上にためようとすると狭くて苦戦します。親指のほうが、一度に採血できる量は多いです。1回目は人差し指、2回目は親指にしてもよいかもしれません。

1回の採血で、1検体以上分の採血を目指しましょう。精神的に楽です。

採尿

これも間違えが多いです。

健康診断では、最初に出る分は採尿しなように指導されます。しかし、性感染症検査では、最初の尿を取ります。

しっかり採尿用のコップを構えてから出しましょう。

うがい

ただの水だと思って、口に含むと変な味がします。吐き出さないでくださいね。検査費用がパーになります。

まず、検査溶液を口いっぱいに含まないことがポイントです。説明書にも、ボトルの1/3程度を口に入れる、とありますので仮に失敗してもあと2回あると思って、少しだけ口に含みます。

ガラガラうがいを10秒以上したら、採取してください。

本当に変な味がするので、うがいされることをお勧めします。

実は、このうがい検査の前2時間は飲食できません。検査キットによっては、歯磨きも禁止していますので、検査条件を必ず確認してください。

まとめ

性感染症検査は健康診断は目的がまったく異なるため、検体の採取方法を間違えると、正確な結果がでません。検査キットに同封の説明書をよく読むことはもちろん、失敗例などをインターネットで知っておくと確実に検体を採取できます。以前、採血に失敗して検査費用を全額むだにしてしまったことがあります。