精子バンク体験談|姑の言葉にイラっとして精子提供を決断

今回ご紹介するトシミさん32歳は、結婚後しばらくてしてご主人の不妊がわかり、不妊治療を開始されました。


精子提供を決断させた姑の無理解

10歳年上の主人と20代で結婚しました。結婚当初から、主人側の親戚から子供はまだかと言われ、最初は聞き流していたものの、時間がたつにつれて辛くなってきました。特に強く言ってきたのは姑です。

長男である主人の子供を早く見せろと毎日のように電話してきました。

避妊なしで行為をしていたのですが、赤ちゃんを授かることもなく、不安になった私は病院で検査を受けました。結果は、問題なし。ということは、主人に何かあるのかもしれないと考えました。

医師の勧めもあり、主人にも検査を受けてもらったところ、自然妊娠は難しいと診断されました。

もちろん悲しかったです。ただ治療方法はいくつかあったので、少しずつステップアップしていきました。しかし、結局授からず。

精子提供を決断した一言

ある日、不妊治療の薬やストレスで体調が悪い時に姑から
「産めない嫁はいらない。」
と言われました。

心無い言葉で、私は何かが外れてしまいました。それまでは、なんとしてでも主人の子供を産もうと頑張っていたのですが、私を産めない人間だと決めつけた姑に対抗したくなったんです。

そこまで言われる筋合いは私にはありません。「あなたの息子(主人)が原因だと何度言ったらわかるんだ!」と叫びたくもなりました。

子供をあきらめかけていた主人と相談し、非配偶者間人工授精(AID)も検討しました。しかし、条件に納得できなかったことと近所には実施可能な施設がなく断念。

そこで、民間の精子提供も視野に検討し始めたのです。

最終的には、精子提供後に接触がない点、身長が高いこと、血液型が希望通りであることからジャパン・ベイビーを選択しました。

妊娠後に

妊娠がわかると姑は、手のひらを返したように接してきました。

精子提供を受けたことがばれたらどうしようという不安とは裏腹に、ばれたらばれたで、姑が文句を言ってきたら主人の遺伝子が受け継がれていないことをやんわりつきつけるのが楽しみでもあります。

自分は腹黒いなとも思いますが、結果的に主人も納得の上で子供を持つことができましたし、子供が生まれてくるのがとても楽しみです。


以上がトシミさんの体験談です。
ご不明な点は、遠慮なくご質問ください。